松本駅前にサイクルステーション 自転車観光の活性化図る

松本市深志1の松本駅お城口広場で17日から、自転車観光の拠点となる「サイクルステーション」が利用できるようになる。昨年度に続いて市が設置し、メンテナンス用具や更衣室を備え、自転車で旅をするサイクルツーリズムの活性化を図る。
幅6メートル、奥行き3メートルのテントの側面をパネルで覆い、室内には空気入れや工具が一体となった「リペアステーション」や、サイクルラック、アウトドアチェアなどを備える。男女共用の更衣室もある。午前6時半~午後8時半に無料で利用できる。室内には防犯カメラ2台を設置し、利用時間以外は施錠される。本年度は11月30日まで設置する予定だ。
市自転車推進課によると、昨年は10月29日~12月13日の設置期間中、103人が利用した。今月20日には「桜のアルプスあづみのセンチュリーライド」が開かれるなど、本格的なサイクルシーズンを迎える。同課は「サイクルステーションを拠点に自転車の街・松本を楽しんでほしい」としている。