美ケ原温泉翔峰にラーメンの寸八がテナント出店 4月1日

松本市里山辺の美ケ原温泉翔峰に4月1日、市内に本店があるラーメン店「らあめん寸八」が出店する。新型コロナウイルスの影響で令和2年3月から休業状態となっていた翔峰内の飲食ブースにテナントとして入る。午後6時から11時までの夜間営業で、翔峰は宿泊客だけでなく地元住民の利用も見込んでいる。
翔峰のロビーフロアには直営の居酒屋があったが、コロナ禍で休止すると、人手不足の影響もあり再開のめどが立たなかった。翔峰を運営するアルピコホテルズが再開を模索する中で「松本で知名度がある寸八さんに出店をお願いし、快諾してもらえた」(担当者)という。居酒屋を利用していた地元住民からも再開の要望があり、翔峰の女将・内城良子さんは「待ってましたという思いでとてもうれしい」と歓迎する。
「らあめん寸八美ケ原店」として、豚骨醤油ラーメンや信州味噌ラーメン、中華そばのほか、ギョーザやおつまみ、アルコール飲料も提供する。らあめん寸八の堀江勇太社長は「観光で宿泊される方や地元の人に親しんでもらい、美ケ原温泉の盛り上げにつながれば」と話していた。
アルピコホテルズによると、同社が運営する宿泊施設6カ所に外部の飲食店がテナントで入るのは初めて。