橋内さんの生解説で観戦 松本山雅がホーム戦で初企画

サッカー松本山雅FCは20日、サンプロアルウィン(松本市)で行われた明治安田J3第10節の栃木C戦で、昨季まで選手として活躍し、現在はアカデミーロールモデルコーチを務める橋内優也さん(37)の生解説を聞きながら観戦する企画を初めて開催した。子供から大人まで13人が橋内さんを囲んでメインスタンドに座り、選手たちの動きについて説明を受けながらホームゲームを観戦した。
橋内さんは自陣で縦パスを通された時の要因などを経験豊富なDFとしての視点から話した。参加者から質問を募り、「コーナーキックの決まり事はあるのか」「選手はアディショナルタイムが残り何秒あるのか分かるのか」などの疑問に気さくに応じていた。
安曇野市穂高から家族3人で参加した腰原大智君(8)=穂高南小学校3年=は「(守備の)選手は点を取りそうな人をマークしていると聞けて良かった」と喜び、母親の貴美子さんは「なぜそこに選手がいるのが疑問に思ったことがあったけれど、理由を聞けて納得できた」と笑顔を見せた。
バスで会場入りする選手を出迎える特典付きで、参加者は試合前に選手たちとハイタッチを交わしていた。今後の実施は未定。