教育・子育て

山形村上大池の鉢盛中通学路に新歩道 

歩道が新設された村道と横断歩道の増設などが行われた交差点

 山形村から組合立鉢盛中学校に通う生徒たちの通学路になっている同村上大池の村道487メートル区間への歩道新設工事が先月末に完了した。生徒らの安全確保につなげるため、村が令和4~6年度の3年計画で事業を進めてきた。同校では4日に入学式が行われて新年度がスタートし、生徒たちが利用を始めた。

 上大池から朝日村境の横手ケ崎の信号交差点に至る区間で、車道幅5・5メートルの村道の北側に幅2・5メートルの歩道を新設した。交差点改良も一部行い、横断歩道と歩行者用信号機を増設し、歩行者の待機スペースを広くした。信号機を見やすくするため、車両用、歩行者用の信号をいずれも発光ダイオード(LED)式信号機に更新した。
 村道沿いには大型車両が出入りする事業所があることなどから、歩道設置を求める声が寄せられてきた。行政や学校、警察、道路管理者らが毎年度行う通学路合同点検でも改善要望箇所として上がっていた。
 村は4~5年度に測量・設計や電柱移動などの準備を進め、6年度に着工した。工事費は8441万円。国の社会資本整備総合交付金を活用した。村建設水道課は「通学する生徒たちや、地域住民の安全確保につながれば」としている。