俳句愛好家が塩尻に集う 大会で入選者を表彰

塩尻市大門七番町の塩尻総合文化センターで8日、地域の俳句愛好者が集う第47回塩尻合同俳句大会(塩尻合同俳句会主催)が開かれた。俳句を募集し、市内外の75人から寄せられた385句から選ばれ、各賞を贈る入選句が発表された。
最高位の大会賞には、堤保徳さん(86)=長野市=の「ゆつたりと春の雲ゆく畦雨の忌」が選ばれた。俳句振興に大きな足跡を残した故・中島畦雨さんへの敬慕の念を詠んだ。堤さんは「いつも思うことを句にした。畦雨先生を詠んだ句で賞をちょうだいし、うれしくて仕方がない」と話した。
第8回少年少女俳句大会の受賞作品も発表された。大会賞には、塩尻西小学校6年生・渡邉結さんの「雪だるま一人ぼっちでとけていく」が選ばれた。
大会ではこのほか、俳句誌「岳」を主宰する宮坂静生さんが「自然に帰る―アニミズム的死生観の背景」と題して講演した。