目指せ!OMF合唱団 オーディションに70人

国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の実行委員会は8日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで、今年のプログラムに出演するOMF合唱団のオーディションを実施した。ソプラノ、アルト、テノール、バスの各パートに県内外から応募した20~70代の約70人が、大舞台を目指して審査員の前で歌声を披露した。
合唱団は8月29、30日と9月1日のオーケストラコンサートBプログラムに出演する。マーラーの交響曲第2番「復活」でサイトウ・キネン・オーケストラと共演する。
合唱団を指導する中村雅夫・県合唱連盟理事長と、東京オペラシンガーズの寺本知生さんの前で課題曲を歌った。ソプラノで初めてオーディションを受けた松本市笹賀の女性(23)は「社会人1年目の節目に挑戦した。緊張したが、いい経験になった」と話し、「合格できたら、有名な合唱団の一員として意識を高め、精一杯のものを観客に届けたい」と意気込んでいた。
合否は今月中に通知される。4月に合唱団が発足し、8月の本番に向けて練習を重ねていく。