伝統の初午祭にぎわう 安曇野・豊科の玄蕃稲荷神社 松本だるまを販売

安曇野市豊科南穂高の玄蕃稲荷神社で8日、伝統の初午祭が2日間の日程で始まった。太い眉毛が特徴の「松本だるま」などの縁起物や、油揚げなどを買い求める参拝客でにぎわっている。
万水川沿いの神社境内に出店が並び、初日は午後から参拝客が増え始めた。大小さまざまな松本だるまや、初午祭の参拝記念として限定販売される「開運いなりあげ」を買い求めていた。
初午祭は2月最初の「午の日」に合わせて行われる稲荷神の祭りで、玄蕃稲荷神社は農耕の準備が始まる毎年3月の第2土・日曜に行っている。宮澤佳廣宮司は「この地域が穏やかで、五穀豊穣や商売繁盛がかなう1年になることを祈りたい」と話していた。9日は午前9時から午後3時ころまで。