木の手作りおもちゃ贈る 大桑小6年生 子育て支援センターに

大桑村の大桑小学校6年生14人は7日、村の子育て支援センター「まめっこ」に手作りの木のおもちゃを贈った。総合的な学習の時間で、大桑の木を使った贈り物をしようと活動してきた成果だ。振ると音が鳴り、児童たちは楽しく遊んでもらうことを願う。
おにぎり形の木材の中をくりぬき、小豆を入れて取っ手を付けた。地元の木工所で同形状の端材が出ていたため、活用してできるおもちゃを考えた。表面に焼き絵で動物などのかわいらしい顔を描いた。
児童たちは、以前の担任の教諭が出産したため、贈り物をしようと計画した。一人1個ずつ手掛けて、地域にも届けることに決めた。地元の田尻木工所に技術指導を受けるなどして仕上げた力作だ。
7日、センターを訪れた6年生は、利用する未満児らに手渡し一緒に遊んで交流した。北川遥茄さんは「安全に使えるようやすりでしっかり磨いている。みんなで一緒に遊んでくれたらうれしい」と願っていた。
児童たちは木材でコースターも手掛け、お世話になった身近な人に贈った。