麻績小6年生がもち麦入りピザ手作り

麻績村の麻績小学校6年生21人が総合的な学習の時間でレシピ作りを進めてきた「もち麦入りピザ」が完成し、3日に校内でお披露目の試食会が開かれた。児童たちは地元食材をふんだんに使ったピザを窯で焼き、学校生活でお世話になった教職員らに振る舞い、学習を締めくくった。
ピザは、信州産小麦粉と村産もち麦粉を混ぜた生地で、春から試作を重ねてきた。「外はカリカリ、中はモチモチ」の食感とするため、生地の配合を中力粉4・もち麦粉1と決めた。夏には教室のベランダで香りの良いバジルも栽培。秋には生活用品を集めてバザーも開き、開発資金を捻出した。
3日の調理では、教職員から借りた小型のピザ窯を使って薪火で焼いたピザを振る舞った。
平田華菜恵さん(12)は「試食したらとてもおいしくて先生たちも大喜びだった」と喜んだ。宮下武源君(12)は「みんなで協力して役割分担できたのが何よりの収穫だった」と笑顔を見せた。