塩尻・誠心館道場 村山師範と岡村顧問に感謝状 柔道・出口姉妹の一日署長実現に尽力

塩尻警察署は5日、塩尻市出身の柔道選手、出口クリスタさんとケリーさんが昨年1月に一日警察署長を務めるのに尽力したなどとして、誠心館道場(広丘吉田)の師範・村山良治さん(74)、顧問・岡村勤さん(82)に感謝状を贈った。
村山さんと岡村さんは道場の関係者を通じて出口クリスタさんとケリーさんに一日警察署長を依頼し、2人は市内でさまざまな啓発活動に携わった。そのほか、村山さんは長年、柔道を通じて青少年の健全育成に、岡村さんは薬物乱用防止教育認定講師として学校などで薬物の恐ろしさを訴えてきた。感謝状を手渡した塩尻署の神林徹署長は「啓発活動は警察だけでは難しい。お二人の協力に心から感謝したい」と話していた。
村山さんは「これからも柔道の技術だけでなく、人間性を身に付けられるような指導をしていきたい」、岡村さんは「お役に立てたならよかった。社会に貢献し続けたい」と抱負を語った。