消える「PARCO」・・・ 旧松本パルコのネオン看板撤去開始

40年余の営業を終えて2月28日に閉店した松本パルコ(松本市中央1)で、建物壁面などの「PARCO」の看板の撤去が始まっている。2日から3日の深夜にかけては、6階のビルの最上部(高さ約35メートル)にあり、パルコのシンボルでもあったネオン看板の一部が高所作業車を使って取り外された。
伊勢町通りを片側通行止めにし、巨大なクレーン車と高所作業車で作業した。赤、青、緑の「PARCO」のネオン看板をひと文字ずつクレーンでつり、長さ40メートルに延びた高所作業車のはしごの箱に乗った作業員が、看板と建物を固定していたボルトを外していった。ボルトが外れると、巨大な文字が宙を舞うように地上に降りてきた。珍しい光景に写真を撮影する通りがかりの人もいた。
東側と公園通り側のネオン看板は足場を組んで撤去する。今月中に全ての看板を取り外す予定で、パルコの面影がなくなっていく。