渓流釣りシーズン到来 田川などで解禁

奈良井川や田川、鎖川で1日、渓流釣りが解禁された。よく晴れた空の下、シーズン到来を待ちわびた多くの愛好者が河川に繰り出し、釣果を期待しながら釣り糸を垂らしていた。
塩尻市桟敷の田川の大正橋付近では、午前9時には約10人の釣り人が集い、魚影を追った。親戚と訪れた釣り歴50年の大門の男性(83)は「釣り上げる瞬間が楽しい」と話した。海釣りが多いという釣り歴10年の諏訪市の会社員・伊藤安羅誌さん(30)は「狙う魚が絞られて仕掛けを工夫するのが川の楽しさ」と語っていた。
奈良井川漁業協同組合(大沼田志津男組合長)は初日に、田川の大正橋から上流の外田橋(下西条)までの約5キロの間にニジマス成魚150キロを放った。雨や雪が降らない影響で水量は少なめとなっている。15日に奈良井川にヤマメ成魚150キロを、5月3日には鎖川にイワナ成魚100キロを放つなど、順次放流を行う。漁期は9月末まで。