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生坂村と相模女子大 協働10年 やまなみ荘で記念式典  住民と学生 交流の発展願う

生坂村内の団体の代表者と意見交換もした相模女子大の学生ら

 生坂村と相模女子大学(相模原市)の学生による地域協働活動が始まって10周年を記念する式典が2月28日、村入浴宿泊施設・やまなみ荘で開かれた。学生や卒業生14人と村内の各団体の代表者ら約20人が参加し、交流のさらなる発展を願った。

 藤澤泰彦村長は平成27(2015)年度に始まった活動の歴史を振り返り、「学生の皆さんから村の活性化や持続可能な村づくりに提案や意見をいただき、成果が表れている」と感謝した。来賓の相模女子大学の田畑雅英学長は「地域協働活動が学生たちにとって一生の大きな宝になる」と述べ、活動の継続を期待した。
 卒業生の菅あかねさん(23)は3年生の夏に参加した活動の思い出を語り、「生坂村は第二の故郷なので何度でも来たい。力仕事でも何でもするので呼んでほしい」と笑いを誘っていた。
 村内各団体の代表者との意見交換もあり、学生たちにそば打ち体験を提供している生坂こなもん倶楽部の丸山政徳会長は「本当に生坂を気に入ってもらえたと思う。4回、5回と来て収穫も体験してほしい」と呼び掛けていた。