地域の話題

松本・伊勢町のせせらぎ清掃に助っ人 通信制高校の生徒も参加

せせらぎを清掃するつくば開成学園高校松本学習センターの生徒たち

 松本市中心市街地の伊勢町通りを流れるせせらぎの清掃活動に、昨秋から、地元にある通信制のつくば開成学園高校松本学習センターの生徒たちが参加している。せせらぎは伊勢町1丁目町会と2丁目町会の住民らが管理しており、一昨年から手伝うエクセラン高校の生徒に加え、若い力で協力の輪を広げている。

 両校とも月1回ずつ活動する。20日は同センターの生徒5人が住民や地元の就労移行支援事業所の利用者らと手分けして、通りの両側にある水路をデッキブラシで磨いていった。毎回参加する1年生の窪寺亮斗さん(15)は「きれいになるのはすごく楽しいし、地域の人に感謝してもらえてうれしい」と張り切っていた。
 令和5年にそれまで維持管理していた伊勢町商店街振興組合が解散。住民らが清掃に苦労していることを知り、同センターが協力を申し出た。生徒にとっては足元の地域に目を向け、住民と交流する機会になっているという。
 伊勢町2丁目町会の役員・高畠直人さん(62)は「若いマンパワーで見る見るきれいになり、本当に助かる。声を掛けていただいたことも心強い」と感謝している。