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塩尻・えんてらす 利用者100万人に 開館7年目で達成 親子2組に記念品贈呈

100万人の記念品を贈られた大下さん(左から2人目)と武藤さん(同3人目)

 塩尻市北部交流センター・えんてらす(広丘野村)は19日、令和元年7月開館からの利用者が累計100万人に達した。市がおおむね100万人目となる親子2組に記念品を贈った。本年度は市民交流センター・えんぱーく(大門一番町)が長期休館した影響もあり、到達は当初計画より1年以上早まった。

 施設内の北部子育て支援センター、広丘図書館に訪れた親子計2組に、市関係者が写真立てと絵本作家・accototo(アッコトト)さんの絵柄が入ったマグネットを手渡した。
 記念品を受け取った、長女・那歩ちゃん(1)を連れた武藤千裕さん(32)=広丘野村=は「うれしい。ほぼ毎日来ていて子供が遊ぶ場所があって助かる」と話した。長女・凜ちゃん(2)と次女・舞ちゃん(1)を連れた大下小雪さん(29)=広丘吉田=は「マルシェもあって楽しく安心できる場所。これからも利用したい」と笑った。
 市広丘支所や公民館、図書館が入る複合施設として開設された。当初は利用者数を1カ月当たり1万1千人と想定した。新型コロナウイルス禍を経て令和5年度は利用人数の月平均が1万5000人を超えて7月末に50万人に達し、本年度は月平均1万8436人となり、1月末には99万571人を数えた。
 施設内で最も利用者が多く、蔵書3万冊に対し年間16万冊の貸し出しがある広丘図書館の矢澤昭義館長は「人口が多い市北部で、思い描いたように人が来てくれてありがたい。より交流が進む拠点になれば」と話した。
 3月8日には「記念スペシャルデー」とした催しを開く。くす玉割りやお話し会、トートバッグなど計100個の記念グッズが当たる抽選会もある。