熱々!まつもと鍋振る舞う 山形の直売所 能登支援 善意募る

山形村の農産物直売所・ファーマーズガーデンやまがたは15日、能登半島地震被災地支援のチャリティーで「信州・まつもと鍋」100人前の振る舞いをした。訪れた人は熱々の一杯に「おいしい!」と声を上げ、募金箱に善意を投じていた。
信州・まつもと鍋は、松本大学、JA松本ハイランド、松本市が連携して平成26(2014)年に開発した。地元食材をたっぷり使い、すりおろしのリンゴを味のアクセントにするのが特徴だ。この日は、松本一本ねぎ、長芋、白菜、ニンジン、豚肉などを入れ、みそ仕立てにした。松本市庄内3の会社員・山崎修二さん(60)は「リンゴの甘みが合うし、長芋を入れるのも珍しい。家でもやってみたい」と喜んでいた。
1月にも実施し、義援金約2万4000円を能登地震の被災地に贈った。まつもと鍋の開発に携わり、振る舞いのスタッフを務めた同JA山形支所営農生活課長の小原太郎さん(51)は「おいしいと言ってもらえてうれしい。皆さんの温かな心が能登に届けば」と話していた。