入賞した27人に表彰状 市民タイムス書き初め展

第38回市民タイムス書き初め展(市民タイムス主催、松本地区書道協会主管)の表彰式が16日、山形村の大型商業施設・アイシティ21で開かれた。最高賞の市民タイムス賞に輝いた7人と、最高賞に次ぐ松本地区書道協会賞を受けた20人を表彰し、たくましい書と理想を求めて重ねた努力をたたえた。
本年度は中信地域を中心に幼児、小中学生から1920点の応募があった。市民タイムスの新保裕介社長は「力強く伸びやかな筆運びの作品を見て日本の伝統文化の良さを感じる。受賞を今後の糧にしてほしい」とあいさつした。松本地区書道協会の大澤城山会長は「一点一点の作品が生き生きと輝いて見える。一層力を付けてほしい」と期待した。
「文化の継承」としたため、市民タイムス賞を受けた松本市丸ノ内中学校3年生のクローチェ福島覇瑠さん(15)は「シンプルだが難しい作品に挑戦した。中学生最後の節目の年に受賞できてうれしい限り」と笑顔を見せた。
同じく市民タイムス賞の同市芝沢小学校3年生の藤巻直翔君(9)は「書道の先生に教わりながら1000枚以上書いた。すごくうれしい」と顔をほころばせ、松本地区書道協会賞の同市本郷小学校3年生の北清結月さん(9)は「この後も賞を取れるよう頑張りたい」と話していた。
展示は17日まで。午前10時~午後5時。