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コミュニティースクールと公民館 多彩な活動一緒に紹介 塩尻で初のフェス

CSや公民館の活動を紹介したポスター

 塩尻市大門七番町の塩尻総合文化センターで15日、「コミュニティ・スクール&公民館フェスタ」があった。学校と地域が一体となって学校運営に臨むコミュニティースクール(CS)と公民館の活動を、ポスターセッションや実践発表、公民館主事が企画した四つの講座などで伝えた。
 CSと公民館の活動を紹介するポスターは地域ごとにまとめた。広丘小CSは学校支援ボランティアが支える各学年の栽培活動などに、広丘公民館は文芸サロンや平和学習会などの活動に触れた。
 容器に張った水に色漆を流して作った模様を、和紙で写し取って作品を仕上げる「漆流し」の講座は、木曽平沢の蒔絵師・手塚希望さんが講師を務めた。体験した大門七区の西村乃扶子さんは「漆と水の流れ方任せだが、楽しかった」と話した。
 実践発表は、塩尻東小学校や高出公民館などが行った。広陵中学校区学校支援コーディネーターの唐澤理恵さん、中学生の代表らによるパネルディスカッションもあった。
 市教育委員会と市公民館主事会が主催した。子供中心の考えを大切にする点が共通するCSと公民館の活動を、初めてまとめて発表した。中央公民館の安藤寿秀主事は「より幅広い人たちに注目してもらいたい。さまざまな活動を知ることが、参加のきっかけになれば」と期待していた。