凍り付く裏見滝 青く 王滝村 御嶽山3合目 新滝の巨大つらら

御嶽山3合目半(標高約1200㍍)にある王滝村の新滝で、流れ落ちる水が凍り付いた氷瀑が見応えを増している。例年だと節分を過ぎると氷が解け始めるというが、今冬は立春を過ぎても冷え込みが厳しく、成長を続けている。
落差30㍍ある滝の流れが巨大な氷柱となってそびえ立つ。滝の裏側に入ることができて「裏見滝」の名でも知られ、薄暗い洞窟の天井からおびただしい数のつららが伸び、鍾乳洞のような眺めも作りだしている。
凍りついた滝を撮ろうと訪れる写真愛好者も多い。洞窟の天井からは直径1㍍を超える氷柱も伸び、岐阜県多治見市の男性(64)は「ここ数年では一番の見応えかも」とうなずきながらカメラを向けていた。
滝までの遊歩道には雪があり、軽アイゼンなどを携行したほうがいい。