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凍り付く裏見滝 青く 王滝村 御嶽山3合目 新滝の巨大つらら

新滝の裏側。地面に達するつららが青みがかって見え、神秘的な眺めをつくっている(14日午前10時ころ)

 御嶽山3合目半(標高約1200㍍)にある王滝村の新滝で、流れ落ちる水が凍り付いた氷瀑が見応えを増している。例年だと節分を過ぎると氷が解け始めるというが、今冬は立春を過ぎても冷え込みが厳しく、成長を続けている。

 落差30㍍ある滝の流れが巨大な氷柱となってそびえ立つ。滝の裏側に入ることができて「裏見滝」の名でも知られ、薄暗い洞窟の天井からおびただしい数のつららが伸び、鍾乳洞のような眺めも作りだしている。
 凍りついた滝を撮ろうと訪れる写真愛好者も多い。洞窟の天井からは直径1㍍を超える氷柱も伸び、岐阜県多治見市の男性(64)は「ここ数年では一番の見応えかも」とうなずきながらカメラを向けていた。
 滝までの遊歩道には雪があり、軽アイゼンなどを携行したほうがいい。