連載・特集

右折レーンなく市道渋滞  「まつもと道路交通考」改良ファイル②松本の下新交差点と周辺部

 市民タイムスの企画報道「まつもと道路交通考」には、読者の皆さんから引き続き多くの投稿をいただいています。道路利用者や地域の生活者の視点で、渋滞が深刻な場所の指摘や、「抜け道」として使われている生活道路の危険性を訴える声などが多く寄せられています。その一部を要約して掲載します。投稿に基づく道路の危険・渋滞箇所も「改良ファイル」として紹介します。(随時掲載)

 対策を求める投稿が複数寄せられた。国道158号下新交差点に接する市道は、通勤利用の交通量が多いが、国道へ出るための右折レーンがない。時差式信号でもないため、朝の時間帯は右折待ちの車があると周辺一帯に渋滞が広がる。
 下新交差点の南側にはアルピコ交通上高地線の下新駅があり、列車が接近すると踏切が閉じて渋滞に拍車が掛かる。市道にびっしり車が詰まり、国道の北側にある市道下新北交差点では、国道と平行に走る市道側から下新駅方面に向けて右左折したい車が、2度の青信号で1台も進めないこともある。このため、業を煮やした直進車が対向車線に出て、交差点内で右左折待ちの車を追い越す危険な違反が頻発している。
 下新北交差点の300メートルほど西にある、国道に出る抜け道は、交差点改良のため昨年12月から3月21日まで通行止めになっている。この影響で、時間指定で進入禁止となっている通学路に入り込む車もあり、住民を悩ませている。