2025.2.11 みすず野
先日来の寒波で、この冬初めて雪が数センチ積もった。幹線道路だけでなく、生活道路にも雪は残らなかったが、雪かきをしなかった庭先の通路には、うっすらとある。そこを歩いて行った猫の足跡の形に地面が出ていて、思わずしゃがみ込んだ◆冬は生き物の気配を感じる機会が少ない。野鳥くらいだろうか。だからこの時期、毎週金曜日に連載している「旬の自然観察」は、本当に楽しみにしている。那須野雅好さん、丸山隆さん、中田信好さんは毎回新鮮な驚きを届けてくれる◆連載をまとめて小社が発刊している『松本・安曇野旬の自然観察』は、月ごとに編集してあり、その季節に見られる自然界の様子がわかりやすくまとめてある。今月だと「雪の日のヒヨドリ」。雪に覆われて餌がとれなくなったヒヨドリが、畑に残ったキャベツを食べる写真が載る◆野鳥の知識はほとんどないがヒヨドリは判別できる数少ないひとつ。庭木にやってくる常連だ。モズがくるようになって、シジュウカラは寄りつかなくなった。連休ではなく、1日だけある休日。ちょっぴり得をしたような気分になる。窓外を眺めて鳥たちがやってくるのを待とう。