教職員 生き生き演奏会 木曽郡 多様な音楽 子供も夢中

ステージに立つ先生、格好いい!―。木曽郡内の小中学校や高校、特別支援学校で教壇に立つ〝音楽好きの先生たち〟でつくる木曽郡音楽同好会が9日、木曽町文化交流センターの多目的ホールでコンサートを開いた。合唱からハンドベルの演奏まで盛りだくさんの10プログラムだった。音楽に本気で取り組む教職員の生き生きとした姿に、見守った子供たちも刺激を受けた様子だった。
同好会は発足3年目。会員は現在20人ほどで、音楽を通じた授業づくりを探究し、木曽教育会の総会での演奏も重ねながら研さんを積んでいる。コンサートは「森の音楽会」と題して年1回開き、3回目だった。
宮下陽子教諭(木祖小)と宮崎美香教諭(日義小中)のピアノ連弾で幕を開けた。中国風だった曲調がスペイン風からワルツ調へと移り変わるユニークな演奏が子供たちを夢中にさせた。トランペット二重奏、リコーダー四重奏と続いた。
児童や生徒、保護者ら約200人が会場を埋めた。同好会事務局で福島小音楽専科の久保勝哉教諭は「先生方は演奏を楽しみ、子供たちには多様な音楽に親しんでもらえる」と音楽会の狙いを話していた。