気合!書道パフォーマンス 県内の高校書道部が松本で大会

県内の高校書道部が集う「第5回信州書道パフォーマンス大会」(実行委員会主催)が10日、松本市深志3のまつもと市民芸術館で開かれた。10校の約200人が出場し、音楽に合わせて巨大な紙に筆で作品を書く書道パフォーマンスを披露した。
うち豊科高校は1年生と2年生の9人が「始まり」をテーマに、3年生が引退してから初めてのパフォーマンスに臨んだ。縦3・8メートル、横5メートルの紙に題字の「疾走」を書き、さらに扉に見立てた紙を左右に破いて現れた下紙に白い文字で「新」と書いて作品を完成させた。
部長の2年生・山田未遥さん(16)は「緊張したけど、いいパフォーマンスができた。私たちの個性が出せたと思う」と話していた。
全国大会「書道パフォーマンス甲子園」強豪校の松本蟻ケ崎高校書道部の出身者10人でつくる「Dream蟻(アント)」も出演し、力強い筆さばきで題字「百花繚乱」を仕上げた。メンバーで実行委員の樋口恵理子さん(25)は「これからも高校生が輝く大会にしていきたいし、ずっと書道を続けてほしい」と後輩たちに期待していた。
中信地域の高校ダンス部による特別公開もあり、5校が出演して会場を沸かせた。