女鳥羽川沿いで夕涼みを 六九商店街南側で27日にホコ天

夏は女鳥羽川の水音を聞きながら、ゆったり夕涼み―。松本市の六九商店街の南にある女鳥羽川に面した市道を歩行者天国として飲食、物販ブースを置くイベントが、27日に初めて開かれる。商店街と水辺の魅力を多くの人たちに伝える機会とする。
地元事業者でつくる六九商和会が主催。開智橋から中央大手橋までの約60メートルを歩行者天国にする。クラフトビールやかき氷のほか、作家によるアクセサリーやキャンドルなど14の出店がある。
女鳥羽川を見ながらゆったり過ごせるように、イベント時限定でウッドカウンターを手すりに設置する。県内で活動する3組が登場するライブもある。
階段で女鳥羽川の水辺に降りることが可能で、上流へ進むと縄手通りに通じる。こうした条件を生かし、六九と縄手を行き来する人の流れをつくる狙いだ。「商店街にとらわれない、つながりをつくる実験」(六九商和会)とする。
春の「六九工藝祭」、秋の「六九古本市」に加えて、女鳥羽川を生かす形で夏のイベントを計画した。信州大学の学生も授業の一環として参加する。
六九商店街には新規出店がある。イベント統括責任者の山田照久さん(47)は「こんな店があるんだ、と街の様子を見てほしい。新しい六九の魅力を感じてもらえれば」と話している。
イベントは午後3~9時。問い合わせはモンバス(電話0263・88・2932)へ。