政治・経済

国際チャーター便9月就航へ モンゴル首都と結ぶ 松本空港

 県は11日、新型コロナウイルス禍で途絶えていた県営松本空港の国際チャーター便が、4年8カ月ぶりに就航すると発表した。モンゴルの航空会社「フンヌ・エア」が、9月に同国の首都ウランバートルのチンギスハーン国際空港と結ぶ便を運航する。

 松本空港の国際チャーター便は、令和2年1月に米領・グアムと結ぶ便が運航されて以来となる。今回は、松本発とモンゴル発の旅行商品がある双方向で、機材はエンブラエルE190―100(98席)を使用する。往路は9月12日、復路は9月16日で、いずれも松本着が午後1時半、松本発が2時半となる。
 松本発の旅行商品は、アルピコ長野トラベル(電話0120・24・5522)が扱う。「見渡す限りの大草原と星降る夜空『テレルジ国立公園』とウランバートル」を大人1人(2人1室利用)32万5000~32万8000円で販売する。
 県は併せて、松本空港ジェット化開港30周年を記念するロゴマークも発表した。記念の取り組みを実施する際に活用し、機運を盛り上げる。県松本空港課は「地元の理解と協力があって、大きな節目を迎える。県民の松本空港への期待は大きく、チャーター便の利便性を実感していただければ」と期待している。