2024.7.20 みすず野
星空プログラミングサマー発表会。松本市教育文化センターで8月に開かれる。市民が作ったプラネタリウムの番組を自身で発表する催しだ。各自の思いがこもった宇宙が投影される◆昭和44(1969)年のきょう、米国のロケット・アポロ11号が月に到着、初めて人類が月面を歩いた。遠くに眺める存在だった月に、人類はとうとう足を踏み入れたのだ。夢をかなえた関係者の感動は計り知れない。搭乗した3人の宇宙飛行士のうちの一人ニール・アームストロングは「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」の名言を残した◆アームストロングの言葉を実証するように、その後の宇宙開発は目覚ましい。宇宙ステーションの中でクルーたちが談笑しながら食事する映像を見て、地上とあまり変わらないじゃないかと驚いたことを覚えている。日本人宇宙飛行士も次々に誕生した◆それでもまだよく分からないことの多い宇宙であり、その分ロマンもかき立てられる。星が輝くようなら夜空を見上げて、55年前の偉大な飛躍に思いをはせるのもいいだろう。何の成就を目指すにも小さな一歩から始まる。