夏休み前に明北小児童が着衣泳学ぶ

安曇野市明科の明北小学校(浅川浩校長)は19日、終業式に合わせて3~6年生約50人を対象に、水難事故を想定した着衣泳の授業を同校プールで行った。昨年4月、明科中川手の犀川で中学生が溺れて死亡する水難事故が発生していることから、夏休み中の児童の安全対策として実施した。
児童たちは、水着で泳いだ後にズボンや長袖の上着を着用して泳ぎ、「服が重い」「自由に動けない」と声を上げていた。教諭らは溺れた時の対応として「まず浮くこと、力を温存することが大切だ」と話した。子供たちは、服の中に空気を取り込んだり、ペットボトルを抱えたりして浮く練習をした。
5年生の男子児童は「夏休みに家族と湖に行く予定があるので、浮いて助かる方法を学ぶことができてよかった」と話していた。