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安曇野市が梓橋駅前の交差点改良へ 道路拡幅、右折レーン新設へ

今回の工事で松本方面への右折レーンが新設される交差点

 安曇野市は、豊科高家のJR大糸線・梓橋駅前で7月に交差点付近の拡幅改良工事に着手する。県道梓橋田沢停車場線(旧国道147号)の梓橋駅入口交差点から南西側の約50メートル区間が対象。道路を南側に広げて松本方面への右折レーンを新設し、朝夕に発生する渋滞の解消を図る。  

 7月16日から9月末まで約2カ月半の工事期間中は、同交差点付近から県道小倉梓橋停車場線までの約330メートル区間が三郷方面への一方通行になる。
 工事は、梓橋駅入口交差点の南西側から北東側にかけての約500メートル区間で平成30(2018)年度から取り組んでいる拡幅改良事業の一環。特に交差点北東側の市道は通学路になっている一方、工場が立地している関係で大型車も多く、大型車同士がすれ違う際は道幅いっぱいに広がるため、歩行者の通行に支障がある。一連の拡幅で北東側の区間には歩道を新設する。
 市が平成30年度に実施した交通量調査によると、平日午前7時~午後7時の12時間に三郷方面から同交差点を通過した車は約1900台で、市道の中でも多いという。500メートル区間の総事業費は約7億7000万円。昨年度までに交差点北東側の約60メートル区間を広げて右折レーンと歩道を新設した。令和8年度の完了を予定する。
 市建設整備課は「沿線の皆さんの理解と協力で道路改良事業を進めている。工事の期間中は住民や通行される方々にご不便をかけてしまうが、よろしくお願いしたい」と協力を呼び掛けている。