深志高の15回生「あきつ会」が卒業60周年記念誌

松本深志高校の15回生(昭和38年卒)同窓会「あきつ会」は5月、卒業60周年記念誌「蜻蛉ケ丘に集いて」を発行した。同窓生120人が当時を振り返ったり近況を報告したりする文章を寄せた。
A4判124ページで、60周年記念式典の写真や寄稿文、同窓生名簿を掲載している。編集委員5人が昨年秋から制作作業を進めてきた。寄稿文は当初30~40人ほどの掲載を見込んでいたが、編集委員が手書きの依頼文を3回にわたって送り、受け取った同窓生同士でも誘い合わせたことから想定をはるかに上回る人数から寄稿があった。深志高の入学試験に合格した時の喜びを思い返してつづったり、80歳を目前にした現在の思いを記したりしていて、それぞれの半生がにじみ出ている。
15回生は419人の同窓生がいて、昨年卒業60周年を迎えた。卒業20周年から10年ごとに記念誌を発行したり、松本や東京で定期的に例会を開いたりしてきたが、今回の発行を機に活動を終了することにした。
編集委員の金岩博司さん(80)=松本市美須々=は「これまでのあきつ会の活動の総括として読んでもらえるといい」と話していた。