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円熟のクラフトフェア 節目の40回目が始まる

周囲の景色が映り込むガラス作品。その様子に驚き、来場者が笑顔を見せる

 全国から工芸作家が集う「クラフトフェアまつもと」(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が25日、松本市県3のあがたの森公園で2日間の日程で始まった。月間イベント「工芸の五月」のクライマックスとなる全国屈指の野外工芸展で、40回の節目を飾る。初日の朝から多くのファンが訪れ、多彩な工芸作品に触れている。

 264組が出展し、青空に緑が映える園内に陶磁、木工、染織など幅広い分野のブースが並んだ。独自の素材や技法で工夫した作品も多く、来場者は作家の説明を聞いたり実物を手に取ったりしながら手仕事の魅力を味わっていた。40回記念の展覧会も開かれている。
 毎年訪れる都内の主婦・小倉なお美さん(50)は「公園全体を使ったディスプレーが魅力。木工など作り手の個性が表れていて楽しい」と話していた。
 26日は午前10時~午後4時。イオンモール松本(中央4)では実演なども交えた「クラフトスクエア」が開かれている。午前10時~午後5時。