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英語の本棚 図書室に 生坂村 小学生が塗装 130冊収める

生坂小4年生が色を塗った「イングリッシュ・ライブラリー」

 生坂村の村図書室に今春、さまざまな洋書を収めた書棚「イングリッシュ・ライブラリー」が設置された。英語で書かれた絵本や児童書、国内外の漫画など、子供から大人まで幅広く楽しめる約130冊を収めた。地元・生坂小学校の4年生13人が中心になって塗装を手掛けた労作で、新年度に新たな蔵書として利用可能となる見通しだ。

 高さ約1・1㍍、奥行き33㌢、幅54㌢の煙突屋根付きの家を模したデザインで、爽やかな水色を下地に、緑豊かな地球や日米両国をイメージしたタヌキ・ハクトウワシなどが描かれている。書籍は縦横9㌢の小型本からやや大きめの単行本まで大小さまざまだ。
 海外の青年による語学教育を通じた国際交流補助事業「JETプログラム」の一環。生坂小学校と生坂中学校でALT(外国語指導助手)を務めるケイブル・マディソン・ニコルさん(25)が米国大使館を通じ助成事業に申請し、設計には筑北中学校の技術講師・河上岳さんが協力した。
 生坂小4年の甲斐澤翔君(10)は「かわいらしくできた。英語をしゃべれるようになればうれしいな」と笑顔で話していた。ニコルさんは「親子で読むのはもちろん見るだけでもいい。楽しみながら英語に親しんでほしい」と話している。

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