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県内で将棋普及に尽力 石川陽生七段の名を冠する大会 25日に塩尻で

窪田空穂生家「将棋教室」で指導する石川七段

 日本将棋連盟塩尻支部は25日、県内で将棋の普及に尽力してきた石川陽生七段(60)の名を冠した「第1回石川陽生杯将棋大会」を塩尻市大門七番町の塩尻総合文化センターで開く。A~E級の5クラスを設け、参加者を募っている。申し込みは22日まで。

 A級は石川陽生杯、B級は二段免状獲得戦、C級は初段免状獲得戦、D級は級位者のクラス、E級は初心者向けの「はじめての将棋大会」とする。対局は午前10時10分から。定員はA~C級が各32人、D、E級が各16人。各クラスの敗退者のうち希望者は石川七段、勝又清和七段の指導対局を受けることができる。
 石川七段は長年、プロ棋士として第一戦で活躍し、昨年9月に現役を引退した。塩尻支部の師範を務め、平成13(2001)年からは窪田空穂生家(松本市和田)の将棋教室を指導。仲間の棋士にも呼び掛けて県内の小学校を訪問し、将棋の魅力を伝えてきた。石川七段の功績をたたえるとともに感謝の気持ちを込め、新大会を創設した。赤木崇幸支部長(39)は「石川先生の名を付けた大会を毎年続け、指導の功績を伝えたい」と話している。
 参加費はA、D級は2000円(高校生以下1500円)、B、C級は2000円、E級は500円。E級以外は昼食付き。インターネット上の「こくちーず」を通じて申し込む。
 問い合わせは赤木支部長(電話090・4161・5463)へ。