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WBCで活躍し県スポーツ栄誉賞 牧選手「感謝」し飛躍誓う

県スポーツ栄誉賞を受賞した牧選手(右)

 県は15日、3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で本塁打2本を放って日本代表の優勝に大きく貢献した、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手(25)=松本第一高―中央大出=に知事表彰「スポーツ栄誉賞」を贈った。県庁で表彰式が開かれ、牧選手は県民へ感謝の言葉を述べ、「来年もさらに良い成績を残し、またこのように皆さまにごあいさつしたい」とさらなる飛躍を誓った。

 阿部守一知事は、牧選手のWBCでの大活躍やセ・リーグでの「打点王」タイトル獲得をたたえ、牧選手に表彰状と記念品を手渡した。「活躍を多くの県民が応援し、勇気と力をもらった。栄誉賞は県民の総意だ」と激励した。牧選手は、県内の野球人口が減っている点に触れ「自分たち長野県出身の野球選手が盛り上げることで、野球に進んでいく子供が増えればうれしい」と語り、ふるさとの球児たちにエールを送った。
 県民やファン計約200人が表彰式に駆けつけ、牧選手を祝福した。