木祖村で自転車競技のタイムトライアル 奥木曽湖畔を力走 全日本実業団連盟の大会は村内で初

木祖村の奥木曽湖を周回する自転車競技のJBCF第1回木祖村タイムトライアル(全日本実業団自転車競技連盟主催)が10日、開かれた。同連盟加盟チームから選手135人が参加し、日頃の練習の成果を発揮して湖畔を駆けた。
1周9キロのコースを2周してタイムを計測した。選手たちはカテゴリー順に分かれ、1人ずつ30秒間隔で出走。沿道の仲間から「(前の選手を)追っていけ」「いけるいける」などと声援を受け、力いっぱいペダルをこいだ。
自転車店・サイクルベースあさひのチーム・ミネルヴァあさひの一員として参加した深谷侑司さん(37)=高知市=は好タイムでゴール後、「アップダウンやコーナーがハードなコースで、今後のスキル向上につながる」と話した。「景色がきれいなので、レース後も周辺を自転車で走りたい」と笑顔を見せた。
全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)による木祖村での大会開催は初。連盟は来年以降も大会を継続する方針だ。11日も現地で同連盟主催のロードレースが予定され、選手約240人が参加する。