GW後半スタート 松本市内に観光客どっと お城天守は最大2時間待ち

ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休が3日にスタートした。今年は日の並びが悪く飛び石連休となったため、実質的には大型連休の初日という人も少なくない。観光地の混雑は3日と4日がピークと見込まれており、松本市内も多くの観光客でにぎわった。
松本城は午前8時の開門前から約200人の列ができ、天守入城は最大120分待ちを記録。待ち時間の短縮を狙った電子チケットの売れ行きも好調だった。GW前半は仕事だったという岐阜県の会社員・和田和美さん(54)は、浅間温泉に1泊して夫と来場し「入場券を買うのに20分、そこからさらに1時間半並んでいるが、せっかくなので天守に登りたい」と話した。
松本城管理課によると、GW前半は観覧者数が2000~3000人台で推移したが、3日は4703人に上った。松岡由香課長は「4日がピークではないか。多くの方に楽しんでもらいたい」と話していた。
市街地の縄手通りや中町通りも多くの人でにぎわい、昼食時には飲食店の外にまで列ができていた。ただ、今年は近県からの来訪者が多いとみる向きもあり、縄手通りの土産店の女性は「既にお土産を購入していく人が少なくない。日帰り客も多いのでは」と話していた。