全力!泥んこ代かき 松本・芳川小学校の5年生120人

松本市の芳川小学校5年生は8日、学校近くの田んぼで代かきをした。児童約120人が素足で水田に入り、泥だらけになりながら、立派な稲を作るために泥をかき回した。
作業を地元の農家などでつくるスクールファーム支援会の会員らが見守った。御子柴清市会長は、代かきで使う道具「えぶり」を見せて紹介し、「立派な稲を作る土壌になるよう、泥を踏んでください」とあいさつした。
児童は、はだしになると慎重に田んぼに入って、「きゃー」「気持ちいい」などと叫びながら歩き回った。笑顔で勢いよく走り回ったり、泥を投げてみたりしていた。細井星菜さん(10)は「初めてこんなに汚れながら泥踏みした。おいしい米を作りたい」と話していた。
来週に児童たちは田植えをする予定で、コシヒカリを育て、稲刈りと脱穀も体験する。