地域の話題

松島中学校3年生 健康・防災情報を回覧板で地域に発信

発行したお便りを、公民館長に渡す中学生たち

 「地域貢献お助け隊」と銘打って奉仕活動をしている、松本市の松島中学校3年生10人が、住民向けに「健康・防災情報だより」の第1号を発行した。1学期に道路沿いで3回行ったごみ拾いの様子や、バランスの良い食事や運動の大切さ、自然災害への備えに関する事柄を盛り込んだ。通学区の島内、島立両地区に10月、回覧板を使って発信する。

 お便りはA4判で、ごみ拾いをした場所やごみの種類、量を写真付きで掲載。裏面は、簡単にできる料理や、運動不足解消のトレーニングなどを紹介している。誰にでも読みやすいようにユニバーサルデザインの文字を使い、写真の配列も工夫したという。
 総合的な学習の時間に、講座別学習「地域貢献お助け隊」を選択し、6月から活動している。お便りを10月に回覧板で回してもらうため、今月22日、ともに同校コミュニティースクールコーディネーターの上條光司・島内公民館長と、伊藤悦夫・島立公民館長に必要な枚数を託した。
 講座長の大塚航太郎さん(14)は「3年生みんなが地域に伝えたいことを書いた。楽しんで読んで、健康や防災の意識を高めてもらえたら」と話す。全2回の発行で、次回は11月を予定している。