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夜のピクニック楽しもう 空飛ぶランタンで演出 塩尻の平出遺跡で10月に催し

平出遺跡でランタンを飛ばして夜のピクニックを楽しむ催しを企画する実行委員ら関係者

 塩尻市宗賀の国史跡・平出遺跡で10月7日と8日、「空飛ぶランタン(照明)」を掲げて夜間のピクニックを楽しむ催しが開かれる。「ローカルナイトピクニックin塩尻」と題して、市内を拠点に活動する20代、30代の有志が実行委員会をつくり初めて企画する。大勢の参加を呼び掛ける。

 温かな光が夜空に浮かび、遺跡公園を包む「幻想的な世界をつくろう」(実行委)と考えている。
 有料の催しで、LED(発光ダイオード)照明の紙製ランタンはひも付きで、会場で配る。内部をヘリウムガスで満たし、午後6時半~7時ころに飛ばす。来場者は、飛ばす前のランタンに好きな絵を描くこともできる。塩尻ワインや地酒、軽食を販売し音楽ライブや野外遊びのメニューを用意する。
 塩尻の魅力に気づき足を止める機会をつくろうと、地元出身者や移住者ら7人が賛同し企画した。7月8日~29日にインターネット上でクラウドファンディング(資金調達)も実施し、入場チケットの先行販売と運営寄付金を募って65人から約50万円の協力を得た。発起人のデザイナー・川口純さん=北小野=は「最低でも1日500基を飛ばして夜空を彩りたい」と空間演出に力を込める。
 午後3~9時。雨天決行。ランタン1基付きの入場券は1人5000円(小学生以下は入場無料)で、QRコードから申し込める。企業協賛も募っている。関連の情報は専用のホームページ、インスタグラムやX(旧ツイッター)で確認できる。