スポーツ

子供の運動能力育てよう 「学ボール」今秋オープン

「学ボール」無料体験会をPRする山本さん(左)と百瀬さん

 運動能力の著しい発達が期待できる黄金期「ゴールデンエイジ」の子供向けのスポーツスクール「学ボール」が、松本市で11月に発足する。名称に冠する通りさまざまなボールを使って、楽しみながら幅広い競技に対応する身体的なベースの向上を図っていく。16、17日に無料体験会を催し、活動をPRする。

 県内に活動の輪を広げる、保育・幼稚園などで野球の楽しさを伝える「遊ボール松本プロジェクト」が進化した形となる。同プロジェクト発起人の林謙一さん(69)ら有志が立ち上げに動いた。園児~小学校中学年程度を対象に見込む。
 学ボールは、身体を思い通りに動かせるようにするコーディネーショントレーニングと、条件や制約を設けた鬼ごっこを柱に、準備運動にリズム感を養うダンスを取り入れる。子供の「やりたい」という意欲を、「できる」との自信につなげることを目指す。
 スケート日本代表トレーナーで、パーソナルジム「カラダのメンテ」(松本市)代表の山本葵さん(34)、同ジムの百瀬優規さん(31)=共に松本市出身=らが講師を担う。県内外の大学と連携・協力体制も築いた。
 指導リーダーの山本さんは「それぞれの具体的なゴールを設定して、科学的測定をしながら子供たちに合った最新の運動プログラムを用意する」と意気込む。林さんは「子供にとってスポーツの次のステップにつながるスクールにしたい」としている。
 体験会は、松本市かりがねサッカー場多目的広場で開く。内容は両日共通で、ボールを使った鬼ごっこや準備運動のダンス、ストレッチを行う。機器を用いた走力や跳躍力の測定コーナーも設ける。
 開始は16日が午後6時半、17日が同5時半。学ボールのホームページのイベント予約から申し込む。