松本ぼんぼん踊りコース 本町、大名町、伊勢町、西堀で
松本市中心街で8月5日に開催される「第49回夏まつり松本ぼんぼん」の実行委員会は4日、踊りのコースを決めた。本町、大名町、伊勢町、西堀の四つの通りを使用し、初めて全コースを踊り手が対面通行する形にした。まつりでは昨年の約2・6倍となる115連の5683人が踊る。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が緩和して観光客の急増が予想され、警備コストも高騰しているため、対面通行化で交通規制のエリアを最小限に抑える。コースの全長は2・6キロで参加者が今年の半分以下だった昨年の1・4倍程度になる。あがたの森通りやこまくさ通りは使用しないため、松本駅前の往来はスムーズになりそうだ。
踊りのコース周辺の交通規制は午後5時から7時40分まで。車の進入は4時50分から禁止される。踊りは13分間を6回行う。対面通行のため、観客は従来より道路の横断が難しく、実行委は踊りの休憩時間に横断するように呼び掛ける。沿道などへの露店の出店は今回から復活する。
実行委事務局の松本商工会議所地域振興部は「踊りのコンテストとしてのぼんぼんを目指しているので、本番までしっかり練習して入賞を目指していただければ」としている。