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山崎貴監督が最新の映像機器確認 企画展に協力するエプソン豊科事業所訪問

プロジェクターで投影した映像を見ながら打ち合わせをする山崎監督(左)ら

 松本市出身の映画監督・山崎貴さんが9日、7月15日に始まる市美術館の企画展「映画監督 山崎貴の世界」で技術協力を得るセイコーエプソンの豊科事業所(安曇野市)を訪問した。同社の機器を活用した新規映像によるプロジェクションマッピングが企画されており、これまでにない映像表現に向けて担当者と意見交換した。

 企画展では、戦闘機のコックピットに座り、映像の世界に入り込む体験ができるプロジェクションマッピングなどが行われる。事業所を訪れた山崎監督は、高輝度表現が可能なプロジェクターで投影した映像を見ながら、機器を置く位置などについて打ち合わせをした。「松本での展覧会を、地元の企業と一緒にできることを光栄に感じている。自分の意図通りに映像が映し出せそうでわくわくしている」と笑顔を見せていた。
 セイコーエプソンは松本市と包括連携協定を結んでおり、地域文化と観光振興を目的に企画展に協力する。ビジュアルプロダクツ事業部の吉野泰徳事業部長は「技術を組み合わせることで映像表現を拡張できれば」と話している。