歴史ある町会名親しんで 松本市第一地区が広報紙で紹介

松本市第一地区町会連合会が発行する広報紙「第一地区地域だより」6月号の表紙に、同地区の19町会名と、その位置を記した地図が掲載された。松本駅東側の商業地のため、テナントとして商売を営み、居住していない町会加入者も多く、旧町名である町会名になじみのない人も多い。歴史ある町会名や場所を知ってほしいと広報委員会が作成した。
第一地区は、松本駅東側の女鳥羽川と薄川に挟まれた地域で、本町1~5丁目や中町1~3丁目、博労町など19町会がある。たよりの表紙に、町会の場所がひと目で分かるよう地図上に各町会の境界線を記して載せた。町会長3人と公民館職員5人が広報委員となった。
同市梓川倭出身で4年前に引っ越してきた、広報委員の二木真弥・中町2丁目町会長(44)は「最初は町会名が全然分からなかった。歴史ある町会名をみんなが知り、残していけたら」と話し、広報委員長の田中修・神明町町会長(75)は「生まれ育った人でも少し離れた町会は分からなかったりする。災害時に町会同士協力し合う必要もあるので、まず互いを知りたい」と語る。
7月号からは、5ブロックごと、そのブロックの特徴や町会長を紹介する記事を掲載する。A3用紙を半分に折り表紙を含めて4ページ。行事予定などを載せ、町会加入の全戸に配布している。