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ひょうたん変身きらきらアート 松本の加藤伸行さん制作

きらびやかなヒョウタンアートと加藤さん夫妻

 松本市波田の加藤自動車会長・加藤伸行さん(81)は、手先の器用さを生かして、オリジナルのヒョウタンアートに取り組んでいる。自ら栽培したヒョウタンの表面をくりぬいて、花や葉の模様を付けたり小さな穴を幾つも開けてビーズをはめ込んだりと凝った造りで、家族や友人たちを感嘆させている。

 数年前に山梨県の清里高原にドライブに出掛けた際、買い物に入った店に絵を描いたヒョウタンが飾ってあったのを見てヒントを得た。75歳で会社の第一線を退いてから本格的に取り組み始め、主に冬の手仕事として年に3~4個ずつ制作している。
 モミジやイチョウの葉をアクリル板に貼り付けて、同じ形にくりぬいたヒョウタンにはめ込み、色づけして光沢が出るコーティングを施す。中には電球を入れてランプにしており、これまでに製作した24個の色とりどりのヒョウタンアートが並ぶ様子は実に華やかだ。ビーズをはめ込んだ作品は、光を受けてきらきらと輝く。
 アートを飾る棚も手作りで、妻の眞さん(78)は「器用で何でも作ってしまう」と話す。アートを飾っている梓川梓の別荘の庭には、お手製のロープウエー風の遊具もある。加藤さんは「今年の冬は影絵風の作品に挑戦したい」と意欲を話している。見学を受け付けている。

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