教育・子育て

児童が心を合わせ車いすリレー 塩尻市西小学校運動会で4年生49人

学年種目で「車いすリレー」に取り組む4年生

 塩尻市の塩尻西小学校で3日、運動会が行われ、4年生49人が競技用車いすを利用したリレーに臨んだ。赤組・白組の計4チームに分かれて交代で車いすに乗り、二輪の"バトン"をつないだ。

 車いすを手でこぎ、プラスチック段ボールの上を15メートルずつ走った。中継地点で素早く乗り換え、次走の児童に車いすをパスした。
 車いすを使い学校生活を送る男子児童(9)は「みんなで協力してできて良かった」と喜んだ。
 県と日本財団パラスポーツサポートセンター(東京都)が共生社会創造プロジェクト「パラウェーブNAGANO」の一環で、本年度から新たに小学校運動会へのパラスポーツ導入支援を始め、春の運動会では塩尻西小を含め県内2校が取り入れた。県障がい者支援課の担当者は「共生社会づくりに向けて考えるきっかけになれば」と期待していた。