公民館情報 町HPで 南木曽 今月から 即時発信 カラー化も

南木曽町公民館は今月から、町のホームページ(HP)で情報発信を始めた。これまでは町の広報紙に掲載されている「公民館だより」が主な発信方法だったが、インターネット上にも載せることで紙面の制限に縛られず、情報の即時性向上などメリットが多い。新たな企画も設けるなどして、情報発信の一層の充実化を図る。
町のサイト内に「公民館だより」の名前でページを設けた。町内7地区の分館がそれぞれ情報を載せる「7地区のお便り」や、「図書館だより」「サークル紹介」などページ内に大きく6項目がある。
町の広報紙は月刊で、情報掲載までに最大で2カ月ほどの時間差があった。公民館だよりはおおむね1~2㌻の白黒掲載で、ホームページではこうした制約を受けなくなる。岡本智治公民館長は、リアルタイムで発信できると花の見ごろなども紹介しやすく大きな利点と話す。
既に公民館関係者らが町内のお気に入りの場所を紹介する新コーナー「マイフェイバリット」を作っており、今後も積極的な活用・発信をしていく方針だ。岡本館長は、全国の公民館で最初期に開館した妻籠分館(旧吾妻村・妻籠公民館)の運用に携わった人たちも「多様な活動で地域を盛り上げる意志があった」と指摘。「情報発信で広く南木曽の良さを知ってもらうことも公民館活動に通じる。充実した運用をしていきたい」と力を込める。