自慢の品々を楽しく選ぶ 木曽漆器祭・奈良井宿場祭が開幕

塩尻市楢川地区の初夏恒例の「第54回木曽漆器祭・奈良井宿場祭」(実行委員会主催)が2日、木曽平沢や奈良井宿、贄川で開幕した。初日はあいにくの雨だったが、遠方からの来場者もあり、大漆器市の散策などを楽しんでいた。4日まで。
名物の「木曽漆器・大漆器市」は木曽平沢の漆工町を中心に開かれている。各漆器店が店内やテント下に自慢の品や値打ち品をずらりと並べ、来場者が店主の説明を聞きながら品定めをしている。このイベントのために家族、友人とシンガポールから来た陳韵西さん(18)は、独学で学ぶ日本語で「こんなにたくさんの漆器があってとてもびっくりした」と話していた。
3日は午前9時~午後5時、4日は午前9時~午後3時で、木曽平沢、奈良井宿とも歩行者天国になる。3日正午には奈良井宿で、4年ぶりの開催となる時代行列「お茶壺道中」がある。問い合わせは実行委(電話0264・34・2001)へ。