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初夏の高原モォ―最高 美ケ原牧場 放牧始まる

青空の下、美ケ原牧場に放たれる牛

 松本市郊外の美ケ原高原に広がる美ケ原牧場で20日、今年の牛の放牧が始まった。青空の下、トラックから引き出されて牧場に放たれた約30頭の乳牛や繁殖和牛は、仲間と群れになり、気持ちよさそうに広い草原を走り回っていた。10月中旬ころまで放牧される。

 美ケ原牧場畜産農業協同組合によると、今年は主に県内の農家から計約350頭が放牧される。飼料価格の高騰で、夏場の飼料が必要なく、労力も削減できる放牧の利用頭数は増加傾向にあるという。
 牛たちは標高2000メートルの涼しい高原で夏を過ごし、健康に育つ。組合長の百瀬勤さん(64)=松本市入山辺=は「どこの畜産・酪農家も厳しい。牛乳の消費拡大をPRしていきたい」と話していた。

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