高知県宿毛市の魚介類 坂北荘が産地直送サービス
筑北村坂北の温泉入浴食堂施設・坂北荘が今月、村と地域活性化包括連携協定を結ぶ高知県宿毛市で水揚げされた魚介類の産地直送サービスを始めた。太平洋と豊後水道が交わる四国地方南西部の新鮮な海の幸を手軽に「お取り寄せ」できるようサポートし、窓口・受け取り拠点として同施設の利用客が増えることを期待している。
宿毛市のすくも湾漁業協働組合と連携。四季折々の魚介類のお薦めをファクス注文する連絡体制をつくった。坂北荘を代表に注文が５～６件集まり次第、共同購入する。送料負担を小さくし、魚介類を割安に入手できる。
並行して同施設の新メニュー開発も進め、１～２週間に１便程度の注文頻度を目指す。今月は７種類（サメ、ブリ、マダイ、サバ、シイラ、キビナゴ、カツオ）の冷凍品や加工品（みりん漬け、干物）などがリストアップされている。
村内での宿毛市の特産品活用は、西条温泉とくら（西条）で魚介類を使ったメニューを提供したり、そば処さかい（坂井）でかんきつ類を使ったそば料理を開発したりしている。注文の第１便を受け取った坂北荘の大塚文登所長は「遅ればせながら、連携協定のつながりを施設利用の促進につなげていければ」と期待する。
注文や価格・品目などの問い合わせは坂北荘（電話０２６３・６６・２２２３）へ。