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高原野菜定植盛ん 筑北村坂北・東山

北アルプスを一望する東山の農地でブロッコリーの苗を植える農家

 筑北村坂北東山でこの時季、キャベツやブロッコリーの苗の定植が盛んに行われている。四阿屋山(1387メートル)の山麓に位置し、北アルプスを一望できる標高約850メートルに広がる高原の農地で、農家が作業に追われている。

 夏~秋の収穫に向けて各農地をローテーションするように栽培し、主に中京方面へ出荷されるという。よく晴れた17日も、稲葉英治さん(52)の約14アールの畑では7月上旬に出荷するブロッコリーの定植があり、専用の農具で等間隔に苗を植え込んでいた。
 稲葉さんは東山について「真夏でも周辺より3~4度は涼しい。土質も柔らかく、栽培に適している」と話す。今後、8月中旬まで定植作業は続くといい「忙しいが眺めもよく気は晴れる」と笑った。