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松本ぼんぼん 8月5日に通常開催 掛け声自由にぎやかに

コロナ禍を受けて3年ぶりに開催された昨年の松本ぼんぼん

 松本市中心街で開催される夏祭り「松本ぼんぼん」の実行委員会は19日、会合を開き、今年の祭りを8月5日に開催すると決めた。新型コロナウイルス感染拡大で昨年は参加人数に上限を設けたが、今年はぼんぼん本来の振り付けを踊ることなどを条件に、参加を希望する全ての連の参加を認める。踊り手の掛け声も自由とするため、にぎやかなぼんぼんの雰囲気が戻りそうだ。

 コースは連の応募がどの程度戻るか読めないため現時点では決めないものの、本町と大名町、昨年は使用しなかった伊勢町をメインに調整する。踊りは前回から1回増えて6回とするが、熱中症対策で1回の時間を12分間に短縮する。コース周辺への出店も復活するが、観客には歩きながらの飲食は自粛を呼び掛ける。24日に松本商工会議所のホームページに要項をアップして連の募集を始める。
 昨年は参加者の上限を5000人に設定したが、実際に踊ったのは2150人にとどまった。今年は小学校の連などからの問い合わせもすでに多いといい、長くぼんぼんに携わる松本商店街連盟の山田善敬副会長は「踊り手も観客も一人でも多く参加していただけたら。コロナ前のように街に出て、街を楽しんでほしい」と呼び掛ける。実行委員長の赤羽眞太郎松本商工会議所会頭は「昨年の経験を生かし洗練された松本ぼんぼんの開催を目指す」と話している。